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更新日:2023年9月4日
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資源循環課 電話38-1227
市では、循環型社会形成のため、市民・事業者と連携し、ごみ削減に取り組んできました。しかし、市のごみ焼却施設は老朽化しており、今泉クリーンセンターは平成27年3月末で焼却を停止することになっています。
皆さんのご協力で、ごみ焼却量は昨年度末には約4万トンから約3万8千トンまで減量しました。しかし、名越クリーンセンターのみで焼却するには、あと約8千トンの減量が必要です。
さらなるごみ減量のため、「戸別収集」(建物ごとに敷地内の道路に面した場所にごみを出す)と、「有料化」(市指定の有料の収集袋に入れて出す)を予定しています。
事業系のごみ処理手数料についても、手数料が県内で3番目に安いことから、近隣市との均衡を図るため、増額を予定しています。
これらの施策の実施に伴い、「鎌倉市廃棄物の減量化、資源化及び処理に関する条例」の一部改正を行うため、意見公募(パブリックコメント)を実施します。
市民の皆さんのご意見を踏まえた上で、12月の議会に条例改正案を提出する予定です。
資源循環課(本庁舎1階と深沢クリーンセンター2階)、支所、名越・今泉クリーンセンター、笛田リサイクルセンターで配布するほか、市ホームページで閲覧できます。
直接持参、または郵送・ファクス・Eメールで、9月27日~10月31日(必着)に資源循環課(〒248-0027笛田3の24の1、FAX31-7321、Eメール:kobetsu@city.kamakura.kanagawa.jp)へ。書式は自由(住所・氏名・電話番号を記入)。
※ファクス・Eメールは件名に「廃棄物条例の改正(案)について」と記載
戸別収集・有料化と条例改正案について、市長も出席して説明会を行います。また、6月・7月に行った説明会での、ご意見などについて回答します。
手話通訳あり。公共交通機関をご利用ください
市では、環境基本計画の目標である「深呼吸が楽しめるまち」「人や水辺の生物がすみやすい良好な水質と土壌」「自然が醸し出す音を楽しめるまち」などの実現を目指して施策を進めています。
その一環として、私たちの生活環境が良好な状態に保たれているかどうかを把握するため、毎年、大気の状態や騒音、川の水質について調査しています。
このたび、平成24年度の調査結果がまとまりましたので概要を紹介します。
なお文中の「環境基準」とは国が定めたもので、「人の健康を保護し、生活環境を保全する上で、維持されることが望ましい基準」をいいます。
大気汚染は、燃料・廃棄物などの燃焼や、化学処理・機械処理の際に排出される汚染物質などによって引き起こされます。
本市の場合、観光都市としての特性から、自動車の排出ガスが大気汚染の主な原因となっています。
市内の主要幹線道路沿い7カ所で、年2回、「自動車排出ガス等環境調査」を行っています。
今回の調査結果では、汚染物質である浮遊粒子状物質と二酸化窒素は年間を通し、すべての調査地点で環境基準を満たしていました。
(調査結果のグラフについてはPDF版でご覧いただくか、お問い合わせください。)
騒音の発生源は、工場などの事業活動から発生するものと、自動車などの交通によるものとがあり、前者は法律などによって厳しく規制されています。
市では、自動車騒音の評価を24年度から5カ年計画で実施しています。
市内の幹線交通を担う道路に面する地域を対象(今回は横浜鎌倉線と国道134号線で実施)に、評価区間ごとに住居などの環境基準適合状況を評価します。
今回の結果は、全体(1271戸)中、昼夜とも基準値以下は1044戸(82・1%)、昼間のみ基準値以下は39戸(3・1%)、夜間のみ基準値以下は0戸、昼夜ともに基準値超過は188戸(14・8%)
となりました。
水質汚濁の原因は、工場や事業所などから排出される事業系排水と、一般家庭などから排出される生活系排水があります。
市が管轄する主な8河川について年4回、「河川水質調査」を行っています。
今回の調査結果では、人の健康に影響を及ぼす「硝酸性・亜硝酸性窒素」は、いずれの河川も環境基準を満たしていました。
また、水の汚れの程度を示すBOD※については、公共下水道の整備に伴い、水質の改善が見られ、いずれの河川でも環境基準を満たしていました。
(調査結果のグラフについてはPDF版でご覧いただくか、お問い合わせください。)
※BOD…水の汚れを分解するために必要な酸素の量のことで、値が高いほど水中の酸素の量が少なく汚れが大きい
屋外の洗い場は、側溝を通じて直接、川に流れる場合があります。ペンキや油、農薬や消毒薬などを流さないようにしてください。
また、洗車などの際は、洗剤を含んだ排水が側溝に流れないように注意しましょう。
秋は衣替えなどで、家庭から古着が多く排出される季節です。クリーンステーションから収集した古着は、民間業者に売却後、一部の夏服やTシャツなどは東南アジアなどに輸出され、現地で再使用されています。その他の布類は、自動車などに使われるフェルト、工場で雑巾として使われるウエス、軍手などにリサイクルされます。
そのため、衣類や布製品は、お手数ですが洗濯・乾燥後に、透明・半透明の袋に入れ、布類の収集日にクリーンステーションにお出しください(穴あきやジッパー付きも可。綿入り・革製品は「燃やすごみ」です)。
一方、雨の日に出された布類については、濡れたビニール袋に雑菌が繁殖して悪臭が布類に移り、資源化が難しいため、すべてクリーンセンターで焼却処分しています。その量は、昨年度、年間で83トン(布類の全体の約1割)に上ります。
秋は雨の日が多い季節です。せっかくの資源を無駄にしないため、布類の収集日が雨天、もしくは雨が降りそうな場合は、できる限り次週以降の収集日に出してください。
【問い合わせ】資源循環課…電話61-3396