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更新日:2024年5月17日
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歴史まちづくり推進担当 電話61-3849
神奈川県、横浜市、逗子市、鎌倉市の4県市では、「武家の古都・鎌倉」の世界遺産登録への推薦取り下げ後、「鎌倉」の価値を再度掘り下げ、確認するため、平成26年度から国内外類似資産との比較研究を中心とした基礎的な調査研究を実施しています。27年度に引き続き、その成果を連続講座として中間報告します。
今回は「やぐらの広がり」をテーマに、浄光明寺境内で実際にやぐらを見学し、客殿でスライドなどを使いながら、研究成果について報告します。ぜひご参加ください(※拝観料(200円)が必要)。
抽選はお申し込みいただいたグループ単位で行います
姉妹都市の長野県上田市で、りんごの木(品種=ふじ)のオーナーを募集します(1年契約)。9月17日(土曜日)に木の選定とシール貼り、11月12日(土曜日)に収穫体験があります。
信州うえだファーム塩田東山観光農園(上田市富士山2019)周辺
【申し込み】 対象は市内在住・在勤の人。電話かEメールで同観光農園(電話0268ー39ー0210、Eメール:shiodahigashiyam@ued.janis.or.jp)に資料請求後、申込用紙で6月30日までに申し込みを
姉妹都市については秘書広報課(内線2210)へ
鎌倉国宝館 電話22-0753
常盤山文庫は、鎌倉山の開発に尽力した実業家、故・菅原通濟(つうさい)氏によって、1943(昭和18)年に創始されました。その母体となるのは通濟氏が収集した墨蹟(ぼくせき=禅僧などの書)や水墨画など書画のコレクションで、国宝2点、重要文化財23点を含みます。
鎌倉国宝館では年に一度、常盤山文庫名品展を開催してきました。本年の展示では、国宝・重要文化財を含む墨蹟や絵画、青磁に加えて、鎌倉地方に所在する寺院ゆかりの青磁を併せて展示します。
中国南宋~元時代の禅僧らが書いた墨蹟や中国絵画と、それらの影響を受けてわが国で制作された書画との関係をご覧いただくとともに、中世鎌倉に多くもたらされた青磁の美をお楽しみください。
鏑木清方記念美術館 電話23-6405
百貨店の高島屋美術部が主催した「珊々会(さんさんかい)」展。昭和9年から22年までに11回開かれ、清方は芝居や明治の風俗などに取材した作品を出品しました。本展では「珊々会」への出品作を中心に紹介します。
初心者向けの画材で描きます。絵が苦手な人、初めての人も気軽にご参加ください。希望により箔(砂子)も使用可。
6月18日(土曜日)…午後1時と3時。各先着12人。料金800円(箔使用は千円。入館料別途)
【申し込み】6月1日以降、電話か直接、同館へ
川喜多映画記念館 電話23ー2500
7月10日まで
一般300円、小・中学生150円
休館日…月曜日
一般1,000円、小・中学生500円(入館料含む)
上映チケットは同館窓口・島森書店・たらば書房・上州屋で販売中(完売の場合、当日券なし)
青磁貼花龍牡丹文大香炉は、中国の元の時代に浙江省龍泉窯で焼かれたとみられる青磁で、執権北条時頼から建長寺に寄進されたものと伝えられています。
やや赤みがかった磁土に化粧土が塗られ、その上に明るく淡い青磁釉が厚くかけられています。両耳は欠けたのちに別材で補われているものの保存状態は良く、全体におおらかな作りで重量感があります。頸部には数個の印花文と小さな人物像が並び、胴部の4区画には雲とうねるような姿の龍が描かれた雲龍文と、大柄の牡丹文が貼り付けられており、脚部には獣面があしらわれています。
この時期の龍泉窯製の青磁が数多くわが国にもたらされたことは、博多や京都、鎌倉の出土品から知ることができますが、大型の香炉としては鎌倉では建長寺所蔵品の他に類例がありません。本品は、中国からもたらされた大型青磁の一つとして、また、鎌倉に伝世した数少ない優品として貴重です。
この香炉は、6月7日~7月18日に鎌倉国宝館で開催される特別展「常盤山文庫名品展」(右欄に詳細)で公開する予定です(高さ26・6センチ 口径28・0センチ 建長寺蔵)。
【鎌倉国宝館】